アロマティックMLD ~リンパドレナージュ~
ボッダー式マニュアル・リンパドレナージュとは、皮膚にあるリンパ管を優しく刺激することにより、リンパ系の働きを高め、老廃物を排出させ、新陳代謝をよくすることを目的としたリンパマッサージの手法のひとつです。
マニュアル・リンパドレナージュはフランスで1930年代にボッダー夫妻によって開発され、ヨーロッパの医療機関では、正統派のリンパマッサージとして浮腫(むくみ)や、やけど跡の治療に使われています。
TAOではアロマセラピーマッサージで筋肉のこりやはりをほぐし血行をよくした後、MLD(ボッダー式マニュアル・リンパドレナージュ)の手技でリンパの流れを促し、老廃物を排出させ体内を浄化します。
手技を組み合わせることにより、リンパ系の働きが弱いむくみ体質や新陳代謝がよくない方には、より一層の効果を感じていただけると思います。
無農薬オーガニック栽培・野生のエッセンシャルオイルと上質なゴールデンホホバオイルを使用して、その日のお客様の状態にあわせたブレンドオイルをおつくりし、施術いたします。
内転筋のペトリサージュ
脚のリンパドレナージュ前に血行促進目的のマッサージ をします。 圧をかけずに軽くひねるペトリサージュという手技で内腿(内転筋)を施術します。ひねることにより、筋肉筋膜の血行促進・脂肪球の分解等の作用があるといわれています。
膝下のリンパドレナージュ
足首のくるぶしから膝に向かってリンパドレナージュを行います。皮下にあるリンパ管をつぶさないように、力を入れずに皮膚をすくいあげるような手技なので、痛みを感じることはありません。
MLD(マニュアル・リンパドレナージ)とは?
MLD(マニュアル・リンパドレナージ)は直接皮下にあるリンパ管に働きかけます。皮下にあるリンパ管をつぶさないようにリンパの流れにあわせゆっくりとリズミカルにやさしくリンパマッサージをするので痛みは感じさせません。
”ドレナージ”とは”排水”という意味です。まず頚部のリンパを排出させきれいにします。その後、各部位のリンパの流れの方向に従ってリンパを集め、最終的に血液にもどすことできれいなリンパでからだを満たすことができます。
リンパ系とは?
リンパ系とはリンパ管やリンパ節などからなるネットワークでからだ中にはりめぐらされている浄化システムです。
リンパ液はリンパ管の中を流れ、鼠径部や頚部にあるリンパ節で濾過され、最終的には鎖骨下の大静脈に入って血液に戻ります。
リンパ節では免疫反応に重要な役割を果たすリンパ球などが作られており、リンパ液中の細菌や死んだ細胞などが除去されます。
MLD(マニュアル・リンパドレナージ)に期待されること
- リズミカルに繰り返すMLD(マニュアル・リンパドレナージ)の手技は、催眠術にかかったようなリラックス効果を与えます。
- 免疫を正常化することにより、病原菌に対する抵抗力が増します。
- むくみによる重だるさが解消されます。
- 老廃物を排出するデトックス作用があります。
おうちでできるむくみ対策のヒント
どうやってやるの?
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脚のブラッシング・マッサージ
足の疲れを癒し、むくみを解消するには、脚のブラッシング・マッサージがおすすめ。
お風呂に入って充分にからだを温め、血液循環をよくした後
ボディブラシでリンパの流れに沿って、軽くブラシでなでるようにマッサージしていきます。
足の甲をつま先~くるぶしまで
ふくらはぎを 足首~膝裏まで
ももを 膝~脚の付け根まで - リンパマッサージをすると更に効果的
ブラッシングの後、むくみ解消にいいアロマセラピーマッサージオイルでブラッシングと同じ手順で、リンパの流れに沿ってリンパマッサージすると更に効果的です。
むくみ解消に使われるエッセンシャルオイルは
パイン(ヨーロッパ赤松)、サイプレス、ゼラニウム、ジュニパー、ローズマリーなどです。 - 脚上げ
リンパマッサージやブラッシング・マッサージができない時には、脚上げがおすすめです。
床に寝転がって、脚を上に持ち上げ、ふくらはぎをイスにのせて休ませる姿勢をとると脚のだるさがとれます。
1日15分程度、毎日続けるといいですよ。
食生活は?
- 塩分の取りすぎに注意し、生野菜や冷たい飲み物、油ものなどはさけ、繊維質のものを 食べるように心がけるとよいです。
むくみって何?
- むくみとは、体内の組織細胞間に過剰に体液が停滞した状態です。むくみは足だけでなく、顔や腕、手、首などにおこることもあります。
- 長い間同じ姿勢でいることが原因でなりやすいのですが、その他にも、締め付けのきつい衣服を身につけていたり、生理の前や、けがをした時、妊娠時にもおこります。
- ひどいむくみが続く場合には、循環器系や腎機能の障害などの可能性もあるので病院に行くことをおすすめします。